【 岩井俊憲×小倉広 】対談 ”本音”のアドラー心理学 ー 目的論の勘違い易さと相互尊敬・相互信頼の深さに震えた2時間

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ヒューマンギルドを主催され、長年アドラー心理学を研究し続けている岩井俊憲さんと、ベストセラー作家でアドラー心理学の専門家、小倉広さんの対談を聞きに行きました。

「本音」で語る対談と言うことでしたが、参加者の多くが運営母体の人間塾と岩井先生のヒューマンギルドの方達で、和気あいあいとした雰囲気の中で、笑いも時折おこる楽しい2時間でした。

そんな良い場の雰囲気ができている中で、多数の企業に向けて講演を行なわれている小倉さんの実際のビジネス現場の声を受けた質問に対して、ズドンと切り込む岩井先生のやり取りには深く考えさせられました。

その中でも、ぼくが特に考えさせられた目的論についての考え方と、相互尊敬・相互信頼についてご紹介します。

【 岩井俊憲×小倉広 】対談 ”本音”のアドラー心理学 ー 目的論の勘違い易さと相互尊敬・相互信頼の深さに震えた2時間

なんでもかんでも目的論ではない

アドラー心理学では、人のとる行動は過去の出来事やトラウマの結果ではなく、目的があるから今その行動を取っているのだとされています。

「原因論」から「目的論」への転換

これができれば、考え方を変えることで行動を変えることができるという方向性で思考できるのですが、一方でなんでもかんでも目的論で語られる危うさがあるということでした。

目的があったわけでも原因があったわけでもなく、たまたまそうなっただけで、なんらかの心理が働いたわけではないはずのことも、「こういう目的があったんでしょうねぇ」なんて語られることもあるそうです。

普段無意識についつい取ってしまう行動においては、目的論で語ることができるのであって、交通事故のような、たまたまそうなった結果には目的も原因もないんだということです。

「嫌われる勇気」では、不登校の子どもは育ってきた家庭環境に原因があるのではなく、親に対して困らせてやろうという目的があると言う考え方です。

目的論に立つと初めて、その不登校等位問題が解決できる課題になるということでした。

相互尊敬・相互信頼

参加者からの質問コーナーの中で、会社の中に、他の社員に対して横柄に振る舞ったり嘘で落とし入れようとするなど、いわゆる困ったちゃんがいて、どうすれば改善できるのかという質問がありました。

岩井先生の回答は、相互尊敬・相互信頼を築いて協働の課題として解決を図ることだということです。

これは。。。ぼくにとっては、なかなかハードルが高いです。

信頼するということはつまり、一切の条件をつけず全てのリスクを受け入れる覚悟を持って全力でサポートをすると言う事で忍耐も必要と言うことです。

はたして、そこまでの覚悟を持って困ったちゃんを信頼できるものなのでしょうか。。

無条件に信頼することで初めて、相手との関係を築くことができ。そこから前向きな意見交換ができると言うわけです。
社内のトラブルメーカーに対して、この行動をすると言うのは今のぼくの状態だとかなりハードルが高いです。

今のぼくにできることは、そんなトラブルメーカーはいなくなって欲しい、もしくはその人が発言しても効果が出ない環境に変えようという、信頼とは正反対の対応をしてしまうと思います。

自分にとって良い関係を築きたいという人であればこそ、まずは自分から頭を下げて相手の全てを受け入れることが初めの第一歩。
そして、それこそ命がけで信頼して初めて、共同体感覚を持つことができそこから課題解決ができる。

これはまさに震えを覚えるくらい勇気が必要なことで、ぼくにとっての金言になりました。

まとめ

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ぼくがアドラー心理学を知ったのは、バカ売れした「嫌われる勇気」。
累計130万部を超える大ヒット冊ですね。

ぼくも2014年にはじめて手に取って以降、Kindle版でいつでも読めるようにしたり、オーディオブックでも何度も聞き返しています。

その後、今回登壇された小倉広さんのご著書「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」を課題図書とした2015年1月のツナゲルアカデミーで、小倉さんの語るアドラー心理学のご講演で本質に触れました。

さらに、ちょうど良いタイミングで美崎栄一郎さん主催の「築地朝食会」に「アドラー流 たった1分で伝わる言い方」が課題図書となり、著者の戸田久実さんと直接お話しする機会がありました。

2015年前半はアドラー心理学に触れる機会が多く、今でも人と接するときの考え方の一部になっています。
少しかじった程度では、誤った解釈をしがちで一人歩きした言葉を誤用する可能性が高いという岩井先生の言葉にはグサッと刺さるものがありましたね。

人間の持つ本性・本質を見つめるという良い機会をいただきました!

ありがとうございました!

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